通訳とは、音で聞いたある言語の文章の意味を、その情報の内容そして発話者の気持ちを考慮しながら目的言語の音で伝える作業です。
ある文章をうまく通訳するためには、発言内容の一つ一つの内容を明確に伝えなければなりません。
発話者のメッセージの意味を変えることなく、発話者の意図、目的を正確に伝えなければなりません。
同行通訳は、ある場面にいるメンバー間のコミュニケーションを容易にし、発話内容を瞬時に効率よく、かつ正確に相手に伝えることです。
同行通訳が必要な場面というのは、例えば、展示会の同行や工場訪問、役所の手続きの同行、医療機関での診察の同行などです。
逐次通訳というのは、発話者が発言した後に少し間を置き、この間に通訳者が別の対象言語に置き換えて発話内容を正確に聞き手に伝えます。
逐次通訳は、会議での発言、スピーチなどの通訳に一般的に使われる方法で、その他に裁判所での証言などにも使われます。
同時通訳は、発話者の発言が始まるのとほぼ同時に、すなわち数秒後にその内容を伝える通訳作業が始まります。通訳者は、基本的には同時通訳用ブースに入って通訳作業を行います。
ウィスパーリング通訳:ウィスパーリングとは英語でささやくという意味です。これは同時通訳の一種で、発話者が発言を始めるとほぼ同時に、聞き手の耳元で通訳を始めます。この通訳方法は、会議でよく使われますが、聞き手の耳元でささやく必要がありますから、聞き手の数は多くて3名ぐらいです